JARO(社団法人日本公共広告機構への苦情内容

JAROに提出した内容 (2002/3/27)
空気清浄機名称と広告について(全メーカー対象)
ミドリ安全のテレビ広告中止要請
トルネックスの広告について


空気清浄機の名称及び広告表示についての問い合わせと苦情
平成14年3月27日
社団法人日本広告審査機構 御中

広告の問題点 空気が清浄にならないのに「空気清浄機」という商品名を使用していること。
(商品規格でも商品名や広告の文言にある「空気清浄」「きれいな空気」から想像される有害物質除去効果はなく、「集塵」「脱臭」効果しか測定していない)
また、タバコ煙有害物質の9割が素通りしている事実を各社確認しているにも関わらず、非喫煙者をタバコ煙から守るためのタバコ対策機器として広告宣伝販売を行っていること。
(参考ホームページ http://nosmoke.hoops.ne.jp/ )


広告主 以下の空気清浄機メーカー全て
・家庭用空気清浄機 日本電機工業会加盟各社(オカダジーエージェイ梶@シャープ梶@タイガー魔法瓶梶@ダイキン工業梶@暖冷工業梶@鞄月ナ 東芝キヤリア梶@日本アムウエイ梶@鞄立製作所 兜x士通ゼネラル 松下精工梶@松下電器産業梶@松下電工梶@三菱重工業梶j
・業務用空気清浄機 ミドリ安全 トルネックス 進和テック 中部環境テクノ ビジテック コロナ 島津製作所 太陽油脂 など


商品名 すべての空気清浄機

具体的に以下を要望します
・ 「空気清浄機」という名称を用いないこと。
・ 空気清浄機はタバコ煙の清浄化には無効であるため、その目的で使用しない旨、テレビ、新聞、雑誌広告などあらゆるメディアを通じて、国民に周知徹底すること。すべての広告に必ずこの文言を大きく入れること。
・ すべての広告から「タバコ煙に有効」「タバコ煙がきれいになる」の文言を削除すること。
・ 営業員・小売店にも上記を徹底させ、受動喫煙対策として使用しない旨周知すること。
・ 現在、受動喫煙対策として使用されている空気清浄機を詳細説明の上全て回収し、購入代金・リース料などの損害を弁償すること。(これらが税金でまかなわれているところは特に問題)
・ 購入者に対する健康被害調査をし、賠償すること。
(空気清浄機で除去できないダイオキシンが人体に蓄積していないか、一酸化炭素による心疾患、呼吸器疾患、乳幼児突然死がないかなどの調査が必要)
・ 空気清浄機が受動喫煙対策に無効であることを国民に周知徹底させる国策が健康日本21タバコ対策「効果の高い分煙についての知識の普及」としてすでに始まっているが、早急に上記対策がなされなければ、これまでのメーカーの虚偽の広告、誇大な営業姿勢が問われ始めることは時間の問題であり、被害と要する賠償額がさらに膨大なものとなることは確実である。





ミドリ安全テレビ広告についての苦情

平成14年3月27日
社団法人日本広告審査機構 御中

広告の問題点 当方の以前からの指摘に対して、本年1月30日付けでミドリ安全より
「カタログ等の記載内容につきましては、お客様に弊社商品の機能・性能をより正しくご理解頂くため、下記の通り、変更させて頂きます。
1.ガス成分は除去できない旨を記載する。
  具体的には、「一酸化炭素などのガス成分は除去できませんので、換気をしてください。」を記載いたします。
2.一部記載を削除または変更する。
  具体的には、「清浄空気」の削除及び「清浄方式」を「集じん方式」への変更をいたします。
 また、販売に関しては、今後も、お客様に性能・機能を正しくご理解頂くよう務めさせて頂きます」

との文書を郵送で頂いたにも関わらず、毎週月曜テレビ朝日「たけしのTVタックル」で放映中のミドリ安全製分煙機のテレビコマーシャルにおいては、非喫煙者と喫煙者が同席し、タバコ煙がミドリ安全製分煙機に全て吸引されて、非喫煙者にとってまったく害がなくなるかのように誤解を与えている点は、虚偽・誇大な広告に該当します。即刻このテレビCMの中止を求めます。
広告主 ミドリ安全株式会社
商品名 パルクリーン

タバコ煙有害物質の9割が空気清浄機を素通りしている事実やミドリ安全と当方とのやり取りは次のHPを参照下さい http://nosmoke.hoops.ne.jp/
ミドリ安全のCMは次のHPを参照下さい http://www.midori-bunen.com/publicity.htm




トルネックス広告についての苦情
平成14年3月27日
社団法人日本広告審査機構 御中

広告の問題点 トルネックスはカタログ、ホームページなどにおいて、タバコ煙有害物質の9割が空気清浄機を素通りしている事実を隠し、タバコの煙が清浄化された空気になる、とイラストで明示したり、クリーンな空気を約束するなどと謳って、空気清浄機がタバコの煙問題をすべて解決するという虚偽・誇大な広告を行っています。2001年7月から9月にかけて4回、改善などの要求をしておりますが、回答がありません。他メーカーがここ数ヶ月で何らかの対応をしてきたのに対して極めて悪質です。空気清浄機は集塵、脱臭性能しか持たず、タバコ煙には本来使ってはならないことは、厚生労働省の分煙効果判定基準策定検討会(座長=内山巌雄・京都大学教授)の報告書で、「分煙のために広く使われている空気清浄機は煙の粒子はかなり除去できているが、一酸化炭素や発がん物質などガス状のものは取れていない」とされ、「空気清浄機は発がん性物質などの有毒ガスをかえって周囲にまき散らす」と警告している通りです。空気清浄機がタバコ煙を無害化するかのような広告・宣伝・販売の中止を求めます。

タバコ煙有害物質の9割が空気清浄機を素通りしている事実や他空気清浄機メーカーと当方とのやり取りは次のHPを参照下さい http://nosmoke.hoops.ne.jp/
トルネックスについては次のHPを参照下さい http://www.tornex.co.jp/

広告主 株式会社トルネックス
商品名 すべての機種