★マクドナルドに出したメールとその回答
下記もご参考に、各地のマクドナルドやマクドナルド本部、他のファーストフード店に要望して下さい。(下記要望文に著作権はありません。ご自由に引用・改変・転用下さい。)
● 事例1 三宮センター街店の喫煙・禁煙席に関する要望 2002年3月
神戸の三宮センター街店ですが、現在、2階が喫煙席、3・4階が禁煙席ですが、子供連れであったり、持病があってタバコの煙を避けるために禁煙席に行くために2階でタバコの煙を浴びて禁煙席に行かなければならない構造がどうにも理解できません。2・3階を禁煙席にして、4階を喫煙席にして下さい。 |
事例1への回答
この度は弊社三宮センター街店の喫煙・禁煙席に関し、お子様連れや、持病をお持ち等の理由から禁煙席を2・3階にし、4階を喫煙席にして欲しいという大変貴重なご意見・ご要望を頂き、誠に有難うございました。 頂戴致しましたご意見は、早速店舗責任者に伝え、今後の検討課題とさせて頂きました。 尚、今回の件で店舗に確認致しましたところ、店舗立地条件やご利用客層の調査を致しましたところ、ビジネス街ということもありビジネスマンの方の利用も多く、そのビジネスマンの喫煙者から多数のお声もあることなどから、現在のような2階喫煙席、3・4階禁煙席と設置させて頂くことになったとの事でございます。 ○○様をはじめ、まだまだ多くのお客様にもご迷惑をお掛けしている部分もあろうかと思いますが、弊社では心地良い店内環境を提供すべく日々努力する所存でございますので、何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。 ○○様にはこの度の貴重なご意見をお寄せ下さいましたことを感謝申し上げると共に、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 マクドナルドWebmaster webmaster@www.mcdonalds.co.jp 200230158 |
● 事例2 日本マクドナルド会長親展として出した全面禁煙の要望(収益が増えるというエビデンス付き) いわゆる太陽型要望書(再度の意見はいわゆる北風型) 2002年8月
日本マクドナルド株式会社 会長 藤田 田 様 親展 私は、兵庫県・淡路島の一自治体の公務員・医師です。聞いて頂きたい提案があります。 それはマクドナルド全店を禁煙にして頂きたいことです。 想像できないかもしれませんが、全面禁煙にすると、収益は増加します。なぜなら、 ・客の7割以上はタバコの煙を不快だと思っており、受動喫煙の害が知れるにつれて、タバコの臭いのする飲食店や禁煙になってい ない飲食店を意識的に避ける客が増加している ・喫煙しない客は長居をしないので客の回転率が上がる ・タバコによる壁やエアコンの汚れのメンテナンス、吸殻の掃除な どの手間が浮く 禁煙にすると収益が増加するというエビデンスは下記にもあります。 http://news.tobaccofreekids.org/plugin.jtml?siteID=TFKNEWS&p=1&Tab=News&Object_ID=550595&PrintThis=true *** 最新の調査により飲食店等での喫煙を禁止する法(喫煙規制法)は、経営者が恐れるレストラン経営を圧迫することは無く、むしろ収益を増やすということが明らかになりました。Dallas Morning News は 4月25日に報道しました。 この調査は厳しい喫煙規制法が施行されているテキサスの4都市で行われました。厳しい喫煙規制法が飲食店の収益に与える影響を調べた最大規模の調査でした。 テキサス健康局の研究者はPlano, Arlington, Wichita Falls, Austinで喫煙規制法施行前後の納税データーから飲食店の収入の変化を調査しました。喫煙規制法は独立した換気装置が設置された喫煙所(空間分煙の喫煙所)以外は屋内での喫煙を禁止する法律です。 健康局のタバコ慢性疾患対策部長のDr. Phil Huangさんは言いました。調査の結果、喫煙規制法の導入により4つの全都市で飲食店の収益が増加を続けていました。「屋内空気を清浄に保つための法律(Clean indoor air 法)は飲食店の収益を減らしません。飲食店を禁煙にすると収益が減るという主張には根拠がありません。」 この調査結果は「喫煙規制法により収益が減るのでは?」という飲食店経営者の懸念を払拭するものでした。2002年4月24日に米国CDC、アトランタ(ジョージア)、の主催する会議で報告されました。 *** 全面禁煙のスターバックスの昨今の盛況振りをみてもよく分かると思います。 また、先日7月26日に参院本会議で与党3党の賛成多数で可決、成立した健康増進法(来年春施行)では、受動喫煙対策を義務付けており、禁煙にすることはこの法律も遵守した上に、健康にも気づかう店であるというプラスのイメージとなります。 この法律の受動喫煙防止に関する条文は以下の通りです。 *** 第二節 受動喫煙の防止 第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。 *** 僭越ながら、全店を全面禁煙にするという大英断にはさすがの競合他社もすぐには追随できないと思いますので、マクドナルドにとっても大きなアドバンテージになると思います。 2010年を目標にした国の施策「健康日本21」に沿って受動喫煙対策を進めている全国自治体の好感も得るでしょう。 何卒、よろしくご検討の程をお願い申し上げます。 |
事例2への回答
お客様からのご意見等は、弊社規定によりお客様サービス部から返信させて頂きますこと、何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
会長よりお預かり致しました○○様からのメールの内容を謹んで拝読させて頂きました。 この度は、マクドナルド店舗内での喫煙・禁煙についてご意見を頂きありがとうございます。 現在、弊社はお客様からのご要望や社会情勢等を鑑み、多くの店舗で禁煙(分煙)を実施しています。 フロアーやコーナーを区切った分煙、時間帯による分煙、あるいは曜日による分煙などです。 しかしながらその方法は店舗の形態や立地条件、利用されるお客様の層等によって店長が判断しますので一定ではありません。 完全禁煙についても店長の判断となります。 ○○様と同じように完全禁煙化を望む声も寄せられますが、正直申し上げてなかなか難しい問題であり、現状は「分煙」に留まる店舗がほとんどです。 まだまだ多くのお客様にご迷惑をお掛けしている部分もあろうかと思いますが、各店舗でも空調設備の設置や厳密な区分けによって、心地良い店内環境を提供すべく日々努力し、今後については検討を進めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○○様にはこの度、貴重なご意見をお寄せ頂きました事を感謝申し上げると共に、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 日本マクドナルド(株) お客様サービス部 ○○ ○○ マクドナルドWebmaster webmaster@www.mcdonalds.co.jp 200280045 |
事例2への回答に対する再度の意見 北風型要望書
丁寧な回答をありがとうございました。 例えば、確かに、宝塚ファミリーランド内のマクドナルドは店内全面禁煙であり、本当にすばらしいと思いましたが、三宮センター街店は3・4階の禁煙席に行くために、2階の喫煙席を通らなければならず、子どもや妊婦などがその際タバコの煙を吸わされてしまう状況にあるなど店舗によってかなり異なった状況にあるので、あれほど商品の品質の均一化を徹底しておられる貴店にしてはどうしたことかと思っておりました。 しかしながら、先のメールで触れましたが、来年4月1日に施行予定の健康増進法では飲食店の受動喫煙対策を義務付けており、三宮センター街店のような状況は、この法律の第25条に違反することとなります。 来年4月1日までに、このような違法状態の店舗がひとつもないように、全国の各店舗に徹底して頂きたいと思います。 最新の分煙に関する効果判定基準は2002年6月12日に厚生労働省から公表されました。要点は下記の通りです。 ● 最も安く効果の高い受動喫煙対策は、屋内禁煙 もっとも費用がかからず、必要なら、出入り口から離れた屋外に喫煙所を設けるだけで済みます。 ● 次善の策は、排気装置を用いた完全分煙 基準では、 ・非喫煙場所から喫煙場所方向に一定の空気の流れ(0.2 m/ s以上)があること ・デジタル粉じん計を用いて、喫煙場所の時間平均浮遊粉じんの濃度が0.15 mg/ m3以下でかつ、非喫煙場所の粉じん濃度が喫煙によって増加しないこと ・検知管を用いて測定した喫煙場所の一酸化炭素濃度が10 ppm以下であること の3条件が規定されていますが、簡便には、ドア1枚分の空気流入口に対して、家庭用換気扇2台分の排気装置を、隔離した喫煙室に設置すれば上記条件を満たします。 (参考:産業医大・大和浩氏HP http://tenji.med.uoeh-u.ac.jp/smoke.html) ● 空気清浄機/分煙機はタバコ煙有害物質のほとんどが素通りするため受動喫煙対策には使えません 参考:http://nosmoke.hoops.ne.jp/ 上記が満たされなければ、受動喫煙防止義務を定めた健康増進法第25条違反となります。 貴店が来年4月の時点で法を犯すことはまさかなかろうと思っていますが、貴店の名誉のためにも、利用者のためにも、適切かつ有効な受動喫煙対策を全店舗で早急に徹底されることを要望します。 |
このページは「受動喫煙対策要望カード集ホームページ」の中の1ページです。これらのページは「タバコと空気清浄機の真実を暴露するホームページ」の中の1ページです。
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