アンケート主旨文


○○○○
○○ ○○ 先生
         御侍史
                                                     兵庫県喫煙問題研究会        ・
                                                     会長 瀬尾 攝(前兵庫県医師会長)

 私たちは、喫煙の害から人々の命と健康を守るため喫煙対策の推進に努めている一般市民の団体で、構成員は兵庫県内各地100名ほどになります。
 現在、健康日本21地方計画策定が順次地方で進行しており、都道府県で75%(平成13年10月現在)、市区町村で4%(平成13年5月現在)の進行具合であると発表されております。その中でも地方においては、2年前の健康日本21計画策定検討会および健康日本21企画検討会で世論を注目させた喫煙対策について「数値目標は国で撤回されたから、たばこが害ある商品として断じられることのないこと」などと一律に、半減目標が撤回されたことを盾にして喫煙対策に対する圧力がかかっており、大変な苦戦を強いられております。

 例えば、都道府県では、東京都、茨城県、新潟県、徳島県では喫煙の項目はありますが目標値がありません。市区町村では姫路市、大牟田市、いわき市に至ってはタバコそのものの項目すらありません。市区町村の計画策定率はまだ4%しかありませんので、これから「タバコ抜き」の地方計画が頻出する怖れがあります。私たちの研究会で平成13年9月に行った神戸市長選挙候補者喫煙問題アンケートでも、喫煙問題に関する数値目標は国の健康日本21に準ずるという主体性のない回答がありました。

 ここで改めて、当時の健康日本21計画策定検討会および健康日本21企画検討会の委員であった先生方に、健康日本21計画の「たばこ」について、現状を見るにつけて、当時、国がいかなる方針を取るべきであったか、今であればいかがお考えかをお聞きしたく、別紙のアンケートを取らせて頂きたく思います。ぜひとも委員の先生方のご本心を伺いたく、曇りなき心でご回答を賜りたく思います。当時の委員の先生方が、喫煙率を下げることに反対したわけではないことを地方に伝えて、地方の喫煙対策担当者へのエールとしたいと存じます。回答頂きました内容について、2月23〜24日に国立公衆衛生院で開催される第11回日本禁煙推進医師歯科医師連盟総会で発表させて頂きたく、2月13日(水)までに同封の封筒にて回答を頂きたく、お忙しいところ誠に申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い申し上げます。この結果は、他にも日本公衆衛生学会等で発表するかもしれませんが、その点も合わせてご了承頂けると幸いです。