学会報告 日本プライマリ・ケア学会第18回近畿地方会 (平成16年9月12日:西宮市) |
このホームページに掲載している資料など、なんでもお使い下さい。未成年喫煙を防止するためにお役立て下さい。
※淡路島と全国調査を比べると、淡路島の中高生の場合、喫煙率にして約半分くらいです。他地域と単純な比較はできませんのでこの点にご留意下さい。
【学会抄録】
淡路島全学校喫煙状況調査について
淡路医師会 山岡 雅顕(医師)
【目的】急増する未成年喫煙の実態を明らかにし、有効な対策を検討するため、淡路島内の全学校について調査・分析した。
【対象・方法】対象は淡路島内のすべての小中高校および専門校90校、在籍児童生徒数約1万9千人。自記式アンケートで平成15年春に実施した。回収率は各校集計結果については99%、個別の調査票は74%だった。
【結果】喫煙経験率は小学校低学年7.0%、高学年10.8%、中学校17.2%、高校28.2%、専門校59.9%と低年齢化が目立った。月喫煙率は中学校3.6%、高校9.3%だった。タバコの入手経路は小学生の7割が家のタバコ、中高生の7割は屋外自販機だった。タバコの警告文については、年齢制限よりも肺癌や美容についての文言の方が喫煙抑止率が高かった。タバコ価格については、1箱500円にすると中高生喫煙者の6割が禁煙すると答えた。中高校では生徒の5割、非喫煙教師の8割以上が受動喫煙をさせられていた。
共同発表者名
滝川 卓、明石 善久、橋田 友孝、松尾 武文、三根 一乗
学会発表スライド(パワーポイントファイル 180KB) 「小学校1年生ですでに、男子6.9%、女子2.5%に喫煙経験あり。」など新しいデータを掲載。