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千葉市

●千葉市が喫煙対策に300台導入しようとしている分煙機は、タバコ煙有害物質が素通りしており、喫煙対策に無効です

千葉市の喫煙対策については評価したいところですが、空気清浄機の無効性については、すでに6月12日に厚生労働省が公表した分煙効果判定基準で述べているところです。
メーカーの広告・説明書・ホームページにも「タバコの有害物質は除去できない」「換気して下さい」と明記してあるはずです。
分煙効果判定基準策定検討会の内山座長は、一酸化炭素や発癌物質をはじめとするタバコ煙のほとんどの有害物質は、空気清浄機の排気口から周囲に強制的に拡散することになるため、かえって受動喫煙被害を大きくする恐れがあり、むしろ危険であることを警告しておられます。


Yahoo!ニュースより(2002/ 7/18)

千葉市、本庁舎や区役所などで分煙を徹底実施−−市民にも協力呼び掛け /千葉

 ◇非喫煙者の意見を反映
 千葉市は8月1日から、本庁舎や区役所などで、分煙機を設置した場所以外での喫煙を禁止する「空間分煙」を実施する。非喫煙者が増加したことや、分煙意識の高まりを受けたもので、来庁する市民に対しても喫煙マナーの徹底を要請する。
 市は喫煙対策として、91年から各職場で最低3時間の「禁煙タイム」を設ける「時間分煙」を実施してきたほか、「会議中や妊婦の前では禁煙」「歩きながら喫煙しない」などと呼び掛けていた。しかし職場ごとに実施状況がまちまちだったことや、非喫煙者からの不快感の訴えが出たことを受け、分煙の徹底に踏み切ったという。
 市は
分煙機100台を32事業所に設置。すでに分煙を実施している教育委員会と合わせ3分の1の施設で分煙が実現した。他施設についても漸次導入をはかるという。
 県庁でも2月までに全事業所で分煙が実施されるなど、公共施設での分煙は浸透しつつある。市役所の00年の調査では、常勤職員のうち喫煙者は27%で「減少傾向」(職員課)という。【坂井隆之】(毎日新聞)

[7月18日19時19分更新]

時事通信ニュース速報より(2002/ 7/23)

◎本庁舎などで空間分煙を実施へ―千葉市

 千葉市は、本庁舎や区役所にたばこの煙を吸引する分煙機を設置して、執務室内を禁煙とし、喫煙者は分煙機の近くで喫煙する空間分煙を8月から実施する。
 市は1991年から、各職場で1日計3時間の禁煙タイムを設ける時間分煙を実施してきた。しかし、非喫煙者の受動喫煙を防止することや、社会的にも分煙の認識が定着していることなどから、空間分煙の実施を決めた。
 空間分煙を実施するのは、議会棟を含む本庁舎や6つの区役所のほか、保健所や水道局、区画整理事務所、中央卸売市場、清掃工場など計32カ所の事業所。分煙機は本庁舎の17台をはじめ、
今年度は計100台を導入する。区役所など一般市民の来庁者が多い事業所では、来庁者にも空間分煙への協力を呼び掛けることにしている。
 市は今後、
分煙機を300台まで増やすほか、禁煙セミナーなどの啓発活動を実施するなど、来年度以降も空間分煙化を計画的に推進する。また、会議中の禁煙や喫煙マナーの徹底などについても従来通り推進する。


効果がないばかりか、分煙機周囲の人を受動喫煙の危険に晒し、購入だと数千万から数億、リースでも多額の公費の無駄となります。
どうか、喫煙対策においては、灰皿を外に出すだけで済む、全く公費を使わない「屋内禁煙」、または次善の策としては、厚生労働省の基準にある通り、排気装置を使った完全分煙(費用の点でも分煙機導入よりはるかに安くできます)とされるようにお願い致します。



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