●三菱電機とのやり取り
2002/6/13送った2回目のメール 7/4三菱電機からの2回目の回答 7/18送った3回目のメール
2002/ 6/13 三菱電機からの第1回目の回答 (三菱電機製喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」に関する質問に対して)
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、弊社喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」ホ−ムペ−ジを通じてご質問頂きました件につきまして、下記の通りご回答申し上げます。 今後とも弊社製品をよろしくお願い申し上げます。 敬具 |
記 |
・弊社喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」は、タバコの煙の粒子(塵)と臭いを除去する製品です。 →但し、タバコの煙のガス成分によっては除去できないものもあり、一酸化炭素などは除去できません。 ・お客様に弊社製品の機能・性能をより正しくご理解頂き、目的に合ったご使用を頂くために、(社)日本電機工業会より出されております内容に基づき、「この製品では一酸化炭素などは除去できません。」を、カタログ、ホ−ムペ−ジ、広告などに明記しております。 ・なお、弊社喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」のホ−ムペ−ジ内容で、お客様に誤解を招く恐れのある表記に関しましては、改善を図ってまいります。 |
以上 |
***************************************** 三菱電機株式会社 中津川製作所 「スモ−クダッシュ」マ−ケティング本部 mailto:smokedash@naka.melco.co.jp ***************************************** |
2002/ 6/13 三菱電機に再度送ったメール
三菱電機株式会社 中津川製作所
「スモ−クダッシュ」マ−ケティング本部 担当者様
回答をありがとうございました。
どうか以下の質問に正確にお答え下さい。
1.「スモ−クダッシュ」ホ−ムペ−ジの説明では、受動喫煙は健康に害を与えるという説明がなされています。「スモ−クダッシュ」は受動喫煙を防ぐために使用できると考えて良いのでしょうか。
2.タバコ煙の有害物質の重量比率ではガス成分が9割を占めています。下記を参照下さい。
http://nosmoke.hoops.ne.jp/yuugaibussitu.htm
「スモ−クダッシュ」ホ−ムペ−ジには一酸化炭素は除去できないと記載されていますが、上記のように一酸化炭素はタバコ煙有害物質の8割を占めていることはご存知でしょうか。
3.「スモ−クダッシュ」を受動喫煙対策に使用すると、一酸化炭素は素通りするため、喫煙者や非喫煙者はタバコ煙由来の一酸化炭素を吸うことになりますが、健康に害はないとお考えでしょうか。
4.一酸化炭素が除去できないために換気が必要なら、換気によって粒子成分も臭いも排出されますので、結局、「スモ−クダッシュ」は必要ないのではないでしょうか。
貴社の企業モラルが問われる重大事でありますので、よくお考えの上お答え下さい。
なお、本件は重大な事項ですので当方からのメールや頂いた回答はホームページにてすべて公開させて頂きますので何卒御了承下さい。
2002/ 7/ 4 三菱電機からの第2回目の回答
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、弊社喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」ホ−ムペ−ジを通じてご質問いただきました件につきまして、下記の通り回答申し上げます。 敬具 |
記 |
質問1へのご回答 *先回ご質問いただいた際に回答させていただきましたように弊社の喫煙用集塵・脱臭機「スモークダッシュ」は、タバコの粒子(塵)と臭いの除去を目的とした商品です。 *タバコの粒子(塵)を除去することは、室内の浮遊粉塵量を減少させることになり、建築基準法、ビル衛生管理法に定める室内空気環境管理基準0.15mg/m3を実現する一つの手段になると考えております。 *また、タバコ臭の主要構成成分であるアセトアルデヒド・酢酸・アンモニアの除去については効果を確認しており、タバコ臭の改善につながると考えております。 *なお、「スモークダッシュ」は、通常、機器自らが「有害物質」を生成するものではありません。 *従いまして、「スモークダッシュ」は受動喫煙による不快な状況の軽減に対して一定の効果を有するものと考えております。 質問2へのご回答 *米国 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)発行の「CurrentIntelligence Bulletin 54、『Environmental Tobbaco Smokein the Workplace』」に掲載の表「Toxic and carcinogenicagents in undiluted cigarette SS」では、タバコの副流煙中の毒性・発がん物質の量について、 一酸化炭素(ガス成分) 26.8〜61mg タール (粒子状成分) 14〜30mg ニコチン (粒子状成分) 2.1〜46mg といったデータが示されています。 *最近公表された厚生労働省による「分煙効果判定基準策定検討会報告書概要」によりますと、タバコ煙中の化学物質に関し、「空気無機ガスを除く主流煙における化学物質の生成量は、粒子状物質の発生量が最も多く、タバコ1本から15〜40mg生成することが認められており、次に一酸化炭素、ニコチンの順となっている。」とされています。 *また、同報告書概要によれば、ガス状成分について適切な測定手法は確立されていないとのことです。 *このように、タバコ煙における一酸化炭素の割合は、測定条件等によって異なり、正確な比率は確定していないと認識しております。 質問3へのご回答 *一般的な一酸化炭素の害については、社会通念の通りと理解しております。 *従いまして、タバコ煙由来の一酸化炭素についても害が無いとは言えません。 質問4へのご回答 *弊方にて、タバコ成分の除去についての換気の効果を確かめるため、公的な目標基準濃度のデータを得ることのできた8成分(二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、アンモニア、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ダイオキシン、浮遊粉塵)について、建築基準法等に定める通常の換気量(1人当り20m3/時間 以上)の下での室内定常濃度のシミュレーションをおこなったところ、在室者全員が15分ごとに1本(1時間に4本)喫煙するというかなり激しい喫煙頻度の室にあっても、建築基準法等に定める通常の換気量が確保されている限りにおいては、浮遊粉塵とアセトアルデヒド以外は、公的な目標基準値をクリアすることを確認しました。 *そこで、換気による空調エネルギーロスや、タバコ煙を室外に排気することによる外気環境汚染に配慮する観点からは、通常の定められた換気量を確保した上で、それだけでは処理しきれない浮遊粉塵や臭い(アセトアルデヒドはタバコ煙の臭いの主要成分のひとつとされている)の対策として、スモークダッシュは有効であると考えます。 よろしくお願い申し上げます。 以上 ***************************************** 三菱電機株式会社 中津川製作所 「スモ−クダッシュ」マ−ケティング本部 mailto:smokedash@naka.melco.co.jp ***************************************** 三菱喫煙用集塵・脱臭機「スモ−クダッシュ」 http://www.MitsubishiElectric.co.jp/smokedash/ |
2002/ 7/18 三菱電機に送った3回目のメール
三菱電機株式会社 中津川製作所 「スモ−クダッシュ」マ−ケティング本部 担当者様 回答をありがとうございました。 >質問1へのご回答 > > *先回ご質問いただいた際に回答させていただきましたように > 弊社の喫煙用集塵・脱臭機「スモークダッシュ」は、タバコの > 粒子(塵)と臭いの除去を目的とした商品です。 > *タバコの粒子(塵)を除去することは、室内の浮遊粉塵量を > 減少させることになり、建築基準法、ビル衛生管理法に定め > る室内空気環境管理基準0.15mg/m3を実現する一つの > 手段になると考えております。 > *また、タバコ臭の主要構成成分であるアセトアルデヒド・酢酸・ > アンモニアの除去については効果を確認しており、タバコ臭の > 改善につながると考えております。 > *なお、「スモークダッシュ」は、通常、機器自らが「有害物質」 > を生成するものではありません。 > *従いまして、「スモークダッシュ」は受動喫煙による不快な > 状況の軽減に対して一定の効果を有するものと考えており > ます。 失礼ながら回答になっておりません。 「受動喫煙を防ぐ」とは非喫煙者のタバコ煙による健康被害を100%防ぐことを言います。この際、100%防がなくては意味がありません。なぜなら、非喫煙者のタバコ煙から健康を守る権利は、喫煙者の喫煙する権利に絶対的に優先するからです。 「スモ−クダッシュ」ホ−ムペ−ジの説明では、受動喫煙は健康に害を与えるという説明がなされており、「スモ−クダッシュ」がまるで受動喫煙を防ぐために使用できるという表現になっています。 これは作為的な虚偽の広告です。 >質問2へのご回答 > > *米国 国立労働安全衛生研究所(NIOSH)発行の「Current > Intelligence Bulletin 54、『Environmental Tobbaco Smoke > in the Workplace』」に掲載の表「Toxic and carcinogenic > agents in undiluted cigarette SS」では、タバコの副流煙中 > の毒性・発がん物質の量について、 > 一酸化炭素(ガス成分) 26.8〜61mg > タール (粒子状成分) 14〜30mg > ニコチン (粒子状成分) 2.1〜46mg > といったデータが示されています。 > *最近公表された厚生労働省による「分煙効果判定基準策定 > 検討会報告書概要」によりますと、タバコ煙中の化学物質に > 関し、「空気無機ガスを除く主流煙における化学物質の生成 > 量は、粒子状物質の発生量が最も多く、タバコ1本から15〜 > 40mg生成することが認められており、次に一酸化炭素、ニコ > チンの順となっている。」とされています。 > *また、同報告書概要によれば、ガス状成分について適切な > 測定手法は確立されていないとのことです。 > *このように、タバコ煙における一酸化炭素の割合は、測定条件 > 等によって異なり、正確な比率は確定していないと認識して > おります。 タバコ煙に一酸化炭素が少なからず含まれているということを、三菱電機が認識されていることを了解しました。 「分煙効果判定基準策定検討会報告書概要」に、「ガス状成分について適切な測定手法は確立されていない」とある以上、これは効果が不明であるから使うなということです。測定手法が確立され、受動喫煙防止に確実に効果があると認められて初めて受動喫煙対策として使用できるものです。 >質問3へのご回答 > > *一般的な一酸化炭素の害については、社会通念の通りと理解 > しております。 > *従いまして、タバコ煙由来の一酸化炭素についても害が無い > とは言えません。 つまり、有害な一酸化炭素が素通りし、「スモークダッシュ」を用いても受動喫煙被害が生じる可能性を認めておられることになります。 >質問4へのご回答 > > *弊方にて、タバコ成分の除去についての換気の効果を確かめ > るため、公的な目標基準濃度のデータを得ることのできた8成 > 分(二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、アンモニア、ホル > ムアルデヒド、アセトアルデヒド、ダイオキシン、浮遊粉塵)に > ついて、建築基準法等に定める通常の換気量(1人当り20m3 > /時間 以上)の下での室内定常濃度のシミュレーションを > おこなったところ、在室者全員が15分ごとに1本(1時間に4本) > 喫煙するというかなり激しい喫煙頻度の室にあっても、建築 > 基準法等に定める通常の換気量が確保されている限りにおい > ては、浮遊粉塵とアセトアルデヒド以外は、公的な目標基準値 > をクリアすることを確認しました。 > *そこで、換気による空調エネルギーロスや、タバコ煙を室外に > 排気することによる外気環境汚染に配慮する観点からは、通常 > の定められた換気量を確保した上で、それだけでは処理しきれ > ない浮遊粉塵や臭い(アセトアルデヒドはタバコ煙の臭いの主要 > 成分のひとつとされている)の対策として、スモークダッシュは > 有効であると考えます。 これも回答になっておりませんが、一酸化炭素が除去できない以上、禁煙にするか、排気装置による換気しか受動喫煙対策はありません。 貴社HPの事例にあるような、禁煙をやめて「スモークダッシュ」を導入して室内で喫煙できるようにした事業所は、上記事実をご存知なのでしょうか。 もしも「禁煙」から貴社の進めに従って「室内喫煙可」にされてその結果受動喫煙被害が出たらその責任はどうおとりになるのでしょうか。 繰り返しますが、受動喫煙対策は、100%受動喫煙が防げるものでなければなりません。 その受動喫煙対策に使えない「スモ−クダッシュ」を受動喫煙対策に使えるがごとき宣伝販売をしている貴社の行為は、受動喫煙が生死に関わるものであることに鑑み、非常に悪質です。 即刻おやめ下さい。 また、下記要求を致します。 ● 空気清浄機はタバコ煙の清浄化には無効であるため、その目的で 使用しない旨、テレビ、新聞、雑誌広告などあらゆるメディアを通じて、国民に周知徹底すること。すべての広告に必ずこの文言を大きく入れること。 ● すべての広告から「タバコ煙に有効」「タバコ煙がきれいになる」「受動喫煙対策に使える」の文言を削除すること。 ● 営業員・小売店にも上記を徹底させ、受動喫煙対策として使用しない旨周知すること。 ● 現在、受動喫煙対策として使用されている空気清浄機を詳細説明の上全て回収し、購入代金・リース料などの損害を弁償すること。 ● 購入者に対する被害調査をし、賠償を検討すること。(空気清浄機で除去できないダイオキシンが人体に蓄積していないか、一酸化炭素による心疾患、呼吸器疾患、乳幼児突然死がないか) ● 空気清浄機が受動喫煙対策に無効であることを国民に周知徹底させる国策が健康日本21タバコ対策「効果の高い分煙についての知識の普及」としてすでに始まっており、健康あわじ21でも「分煙に空気清浄機を使用しない知識を100%普及する」という目標を掲げており、住民に呼びかけている。この事実が広く知れ渡ることは時間の問題で、早急に上記対策がなされなければ、これまでのメーカーの虚偽の広告、誇大な営業姿勢が問われ始めることは時間の問題であり、被害と要する賠償額がさらに膨大なものとなることは確実である。 同じ三菱グループの三菱自動車はクレーム隠し問題でどうなったか ご存知のはずです。 問題の大きさと緊急性をご理解頂けたなら幸いです。 |