since 2003/6/11   last update 2011/ 7/ 8
!47都道府県タクシー禁煙化達成!
!ついに2011年7月1日、北海道千歳地区のタクシーが禁煙化!
禁煙タクシーを応援しよう
(健康増進法第25条違反の危険な喫煙タクシーに注意!)
イエローカードのページに戻る メールはこちらにお願いします 空気清浄機はタバコに無効です
★禁煙タクシー第1号安井さんより★   !これでいいのかタクシー会社!  乗務員の声
!喫煙可のタクシーではタバコ臭くなくても内装から揮発している有害物質によって健康被害を受ける可能性があります!
ハイヤー・タクシーの完全禁煙をめざす会
タクシーの全面禁煙を求めて、乗務員・乗客26名が国を提訴、乗務員1名が会社を提訴、
乗務員が東京タクシーセンターを提訴しました
原告乗務員は癌に侵されながら裁判を闘っています。どうか、応援下さい。
タクシー禁煙化に関するアンケート調査を実施しました(208/7/21) → 調査用紙(pdf107KB)

禁煙タクシー情報(都道府県別)
→都道府県別実施順一覧はこちら  →違反車の地方運輸局への通報はこちら
都道府県レベルでタクシーが全面禁煙になった場合は表示等の設置義務は免除されます
北海道
★2010年7月
青森県
★2010年7月
岩手県
★2010年10月
宮城県
★2009年8月
秋田県
★2007年12月
山形県
★2008年10月
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★2007年12月
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★2008年4月
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★2008年1月
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東京都
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福岡県
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大分県
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宮崎県
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鹿児島県
★2008年8月
沖縄県
★2008年4月
★新着情報(更新月)★北海道(2011/7) 長崎県(2011/2) 和歌山県(2010/12)
※乗務員の受動喫煙が防止できないため「乗務員だけ禁煙(乗客喫煙可)」情報は削除しました(2005/1/19)



日本で最後に禁煙になった「千歳地区ハイヤー事業協同組合」所属の千歳交通のタクシー

(2011年7月3日、許可を得て新千歳空港にて撮影)

「確かに全車禁煙になりました」(107号車の乗務員さんの話)
実は千歳交通は2002年ごろ禁煙車を導入していましたが、2台だけでその後、断念していました。今回は、全国がすでに禁煙化済みのあとの、協会全体の導入でもあり、うまくいくことでしょう。
乗務員さんの健康のためにも良かったです!
タバコを吸っている乗務員の方はこの際、禁煙に挑戦を!


私 「乗るんじゃないんですけど、千歳のタクシーが禁煙になったと聞いたので写真を撮らせて頂いて良いですか?」
140号車の乗務員さん 「いいですよ」
禁煙になったのが嬉しそうな笑顔でした。
どうもありがとうございました!


全国の禁煙タクシー専用乗り場があるところ


違反車の通報先
(タクシー会社名など通報ください)


禁煙タクシーなのに乗客にタバコを吸わせていたり、乗務員が喫煙していたり、
タバコ臭いタクシーに乗ったりしたら、連絡しましょう。運輸局が指導してくれます。

都道府県タクシー協会各地方運輸局に要望しましょう

北海道運輸局 東北運輸局 関東運輸局 北陸信越運輸局 中部運輸局
近畿運輸局 神戸運輸監理部 中国運輸局 四国運輸局 九州運輸局
(直接要望のページ、または意見のメールが出せるページにリンクしています)




禁煙になっていない禁煙タクシー
東京MKタクシー (全車禁煙と謳っているが実態を伴っていないので要注意 03−5547−5551(MKタクシーは東京、愛知、京都、大阪、兵庫とも全て禁煙車のはずが・・・)※タバコ臭がするタクシーがあるという情報や客に吸わせている乗務員がいるという情報あり。「客のタバコを断るなといわれている」という乗務員からの情報もあり。事実確認に対してはMKから回答がありません。事実なら客に対する詐欺同然です※

禁煙タクシー台数
【法人】(全乗連)
調査日 総台数
(国交省発表資料)
禁煙車台数
(全乗連傘下95%の資料)
禁煙車率
03/03/31 216,951 2,075 0.96%
04/03/31 220,662 2,430 1.10%
05/03/31 224,343 3,512 1.57%
06/03/31 229,143 5,867 2.56%
07/03/31 209,259 15,919※※ 7.60%
09/03/31 161,673 77%
※  大分市全車禁煙化含む
※※ 名古屋市と大分県全面禁煙化含む
【個人】(全個協)
出典:全国個人タクシー協会資料
調査日 総台数 禁煙車台数 禁煙車率
03/03/31 46,331 1,036 2.24%
04/03/31 46,479 1,377 2.96%
05/03/31 46,360 1,852 3.99%
06/03/31 44,038 2,536 5.76%
07/03/31 43,501 3,624 8.33%
07/09/30 42,868 7,559 17.63%
(情報提供:平田信夫さん)

運輸省自動車交通局旅客課長通達
自旅第95号運輸省自動車交通局旅客課長通達「禁煙タクシーの導入に伴う留意事項について」
平成12年7月4日付け
B禁煙車両は、車内でたばこの臭いを感じないよう適切な車両管理を行うこと。運転者は、車内喫煙しないこと。

※実車時以外で車内喫煙しても、タバコ臭い禁煙タクシーは通達違反となります

禁煙タクシーの導入に伴う留意事項について
(国土交通省自動車交通局旅客課長通達)平成19年9月25日改正版
禁煙タクシーの導入に伴う留意事項について(国土交通省自動車交通局旅客課長通達)(PDFファイル)
自旅第95号(平成12年7月4日)一部改正国自旅第155号(平成19年9月25日)
各地方運輸局自動車(第一)部長および沖縄総合事務局運輸部長宛て

参 考
禁煙タクシー友の会  TEL:03-3389-5944
禁煙タクシー利用者の会  TEL:03-3498-8201

関連記事

タクシー全面禁煙に全体の9割弱、喫煙者の6割も「賛成派」 (2008/09/22 マイコミジャーナル記事
 ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは22日、「タクシーに関する意識調査」の調査結果を発表した。全国的に広まりつつあるタクシー車内での全面禁煙の「賛成派」が全体の9割弱にも上り、喫煙者でも6割と半数を超え、全面禁煙に対する理解が進んでいることが明らかになった。
 タクシーの全面禁煙が28の都府県(一部市町村)で実施されている(8月29日時点)という中、同調査は9月5日〜9月8日に実施され男女404人から回答を得た。その内、喫煙者は81人(20.0%)、非喫煙者は323人(80.0%)。結果によると、全面禁煙の「賛成派」は全体の88.6%に上った。性別・年代別のいずれも「賛成派」が圧倒的に多く、特に女性で93.4%、30代で90.9%と割合が高かった。非喫煙者では「賛成派」が95.7%を占めるのは納得だが、喫煙者に限っても60.5%と半数を超える結果となった。
 一方、「反対派」は喫煙者が他の層よりも多かった男性(15.2%)と40代(14.3%)に目立った。同社では「街中やオフィス等で禁煙エリアが拡大する中、移動中のタクシー車内が貴重な喫煙所だという人もいるかもしれない」と分析している。
 そのほか、「タクシーにこんなサービスがあったら」という問いには、「無言タクシー(運転手が無言)」が20.8%、「女性専用タクシー」(20.3%)、「喫煙タクシー」(10.1%)といった意見が見られた。


「禁煙タクシー」12万台を突破、導入率6割弱に (2008/5/26 読売新聞記事)
 タクシーの業界団体、全国乗用自動車連合会は26日、乗客にも車内での喫煙を禁止する「禁煙タクシー」が、今年5月1日現在で12万台を突破し、タクシー全体の58・2%に達したと発表した。
 前回調査した07年3月末(7・6%)から急増した。
 連合会によると、禁煙タクシーを導入しているのは全国の3653社、12万823台。前回調査に比べ、事業者数は3・9倍、車両台数は7・6倍に増えた。東京都や神奈川県など首都圏で、地域全体のタクシーを禁煙車とする「全車禁煙」が実施されたことで、一気に広がった。
 禁煙タクシーの導入はこれまで、「売り上げが落ちる心配が強く、踏み切れない社が多かった」(連合会)ものの、06年4月に大分市で全車禁煙が始まり、大きなトラブルもなく好評だったため、各地に波及したという。
 今後も、5月末に滋賀、奈良両県が全車禁煙を予定しているなど、タクシー禁煙の流れは続くと見られている。


都内タクシー運転手、禁煙化支持に高まり J&Jが調査 (2008/3/1 ファスニングジャーナル記事)
 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が行なった調査によると、東京都タクシー全面禁煙化が施行されてから、タクシー運転手の禁煙化支持が高まっているという。不安視されていたお客とのトラブルもさほど問題になっていない様子。
 詳しくはhttp://www.jnj.co.jp/group/press/2008/0228_1/index.html



表示灯の設置義務を免除 タクシー禁煙を後押し (西日本新聞2007年08月13日記事

 タクシーの禁煙が進む中、国土交通省は13日までに、禁煙車に義務付けている「禁煙表示灯」の設置について、都道府県単位で全事業者が禁煙にした場合は免除することを決めた。1台当たり最大約1万円の事業者負担をなくし、禁煙の流れを後押しする考えだ。
 ただタクシー業界の関係者からは、規制緩和を歓迎しつつも「そもそも、こんな義務付けがあるから禁煙が進まなかったのでは」と皮肉る声も出ている。
 禁煙表示灯は、喫煙者が誤って乗車しトラブルになるのを防ぐためとして、各地方運輸局が通達でタクシーの屋根に設置を義務付けている。配線工事など設置費用は1台5000−1万円程度かかり、数百台規模で車両を保有する事業者にとっては大きな負担となる。
 このため今年6−8月に全面禁煙になった神奈川、長野、静岡、大分の4県では、いずれも管轄する地方運輸局が「相当程度の禁煙車が導入された地域は、設置しなくてもよい」と通達を改正。車内ステッカーなどで禁煙車の表示をすれば済むようになった。


禁煙タクシー、勢力どんどん拡大中 (毎日新聞2007年6月5日記事

 ◇売上額の差、出ないよう全面導入?
 ◇車内喫煙の運転手には罰則!
 禁煙運動の盛り上がりが、タクシー業界に広がっている。すでに車内の全面禁煙を実施している大分市、名古屋市に加えて長野県や神奈川県、静岡県も近く全県で開始する予定で、全国的に広がりそうだ。しかし、そう簡単にはやめられないのがたばこ。それぞれの反応は−−。【大島祥平、影山哲也、堀智行、高橋昌紀】
 ■先進県・大分
 昨年4月、全国に先駆けて大分市など県内9市郡でタクシーの全面禁煙を導入したのが大分県。その後、徐々に区域を広げ、6月からは県内全車(約2800台)が全面禁煙となった。
 今では時代の先端を走る「禁煙タクシー先進県」として、県タクシー協会の漢二美会長は「利用客からの苦情はほとんどなく、おほめの言葉をいただいている」と胸を張る。
 しかし、昨年秋の同協会の調査では運転手の約4割が喫煙者だった。客待ちの間、車外で喫煙していた運転手の中には「決まりだから仕方ない。そういう時代なんだね」(57歳男性)などと不満そうな人もいる。隠れて車内で喫煙する運転手も一部だが、見受けられた。
 同協会は「会社の取り組みに温度差があり、どうしようもない部分も……」と対応に苦慮する。今後は協会として車内喫煙をした運転手の会社に罰金を科すなど、ペナルティーを導入して徹底を図るという。
 ■名古屋市は先月から
 政令指定都市では初めて5月から全面禁煙を始めた名古屋市。1カ月が経過したが、喫煙を望む客との目立ったトラブルは今のところないという。名古屋タクシー協会の永山明光専務理事は「ホッとしている」と胸をなでおろす。「においが車内に残らないのでうれしい」(30代主婦)「公共交通での禁煙は当然」(40代男性会社員)など、歓迎する客が大半だという。
 対象車両は協会加盟の法人・個人の計8050台で、管内のほぼすべてのタクシー。「一部禁煙化では、車両によって売り上げなどに差が出る可能性もある」(協会幹部)として、全面禁煙で足並みをそろえた。
 協会は周知徹底のため数百万円を投じて広報活動を展開した。一方、喫煙率6割以上といわれる運転手の禁煙徹底のため、車内での喫煙が見つかった運転手には、1日乗務禁止という厳しい措置を取る社もある。
 協会は客が喫煙を強く求める場合は、車を止めて車外で吸ってもらうよう指導している。8000個以上の携帯灰皿を運転手に配布。ある男性運転手(65)は「普段は『少しの時間なので我慢してくださいませんか』と丁重にお断りしている」という。ただし、「酔客の場合はどこまで聞き入れてくれるか……」との悩みも残る。
 また一方で、「『吸っていいですか』と尋ねたら、運転手がそっと携帯灰皿を出してくれたので、車内でそのまま一服した」と話す男性客もいる。実際に禁煙がどこまで現場で徹底しているかとなると、不透明な部分も残るのが実態のようだ。
 ■神奈川県は来月
 首都圏では初めての導入となるのが神奈川県。7月11日から全タクシー1万4000台が禁煙になる。県タクシー協会は先日、名古屋市を視察した。牧野繁専務理事(62)は「名古屋はかなり浸透していた。啓発活動を展開すれば、トラブルは避けられるはず」と期待する。
 今後約4万枚のポスターを待合所などに張り出すほか、運転手向けにQ&A形式の想定問答集を作成。「なぜ禁煙になったのか」「喫煙の申し出があった場合の対応」などをまとめ、各社に配布する。
 東宝タクシー(横浜市鶴見区)は携帯灰皿1万個を50万円かけて購入した。喫煙の申し出があれば灰皿をプレゼントし、車外で吸ってもらう。オゾン発生装置付き消臭除菌器もリース契約し、こまめに車内を洗浄する。大野清一社長(65)は「オゾン効果で森林のような快適な車内で過ごしていただければ」と話している。
 ■健康増進法が追い風に
 国内第1号の禁煙タクシーが認可されたのは88年。なぜ最近になって急激に普及し始めたのか。00年8月に規制緩和で認可制が届け出制になったことに加え、03年5月施行の健康増進法が追い風になった。同法は公共施設での受動喫煙防止を努力義務に規定し、煙害を訴える世論を高めた。
 タクシー協会が加盟する全国乗用自動車連合会の3月末までの調査では▽禁煙徹底に取り組む(宮城)▽(当面は)20%を禁煙化する方向(東京)▽6月15日より全面実施(長野)−−など前向きな回答が相次いだ。担当者は「禁煙化を議論していない地域はないのでは」とみる。国土交通省によると3月末現在、全国のタクシー計25万2760台のうち、禁煙車は1万9543台(7・7%)で5年前の約8倍に増えている。
 他の公共交通機関ではさらに徹底した禁煙化が進む。航空路線は98年10月までに全面実施。鉄道でも一律に分煙化を維持しているのは▽JR東海・西日本の新幹線▽JR西日本・四国の特急▽京成・近鉄・南海の特急−−だけ。さらに全面禁煙を望む声は高まっている。運転手の裁量次第の面があるタクシーと比べると、機体や車両は一括して禁煙にしやすい。国交省幹部からは「やがては(長時間の)寝台特急ぐらいしか、喫煙できないかも……」との声も漏れてくる。
 ◇これもご時世だから我慢、ゆっくり景色を楽しもう−−愛煙家の自動車評論家・徳大寺有恒さん
 一番のお気に入りのクルマは英国製のジャガーなんだ。年を取って、しゃれた英国紳士にあこがれててね。だから、パイプも手放せません。すらっとした愛車に乗って、スパスパとやってますよ。
 けれども、禁煙タクシーとなると話は別。クルマのマナーというのは、運転する時だけ気にしていればいいというわけではない。人に乗せてもらう時こそ、守らなければ。運転手さんがたばこが嫌いというのなら、我慢しなければね。愛煙家の権利は、なんてことも時には思うけれど。これも、ご時世だから。
 たばこを吸えない時は、流れる景色でも眺めてみたらどうだろう。普段とは違う何かを感じるかもしれない。だいたい日本人は、クルマを単なる移動の道具としかみていない。人生グランドツーリング。タクシー・ドライブを楽しみましょうよ。


名古屋地区で禁煙タクシー好発進 実施1カ月「トラブル皆無」 (中日新聞2007年6月1日記事

 名古屋地区(名古屋市と近郊19市町村)の法人、個人タクシー計約8000台が全面禁煙となってから、1日で1カ月が経過した。「夜、酒に酔った愛煙家の客に運転手が絡まれるのでは」と心配されていたが、今のところ目立ったトラブルはなく、スムーズな滑り出しとなった。タクシー会社の幹部や運転手が「ちょっと拍子抜けした」と驚くほどだ。
 「愛煙家の皆さんのマナーの良さは、期待以上でした」と話すのは、名古屋タクシー協会の永山明光専務理事。
 車内で強引にたばこを吸う客や、愛煙家の客の気をひくためにたばこを勧めてしまう運転手も一部にいるものの、137の会員企業・団体からのトラブル報告は皆無。客から協会への抗議も、電話やファクスで「喫煙車も残してほしかった」という意見が8件寄せられただけだった。
 地元大手の「名鉄交通」(グループ車両数・約1200台)や「つばめ自動車」(同・約1250台)も「暴力ざたどころか、お客さんからの苦情もほとんどなかった」としている。
 現場の運転手たちも同じ。「酔ったお客さんでも、文句は言うけど『しょうがねえな』と我慢してくれる」=乗務歴26年の男性運転手(61)=といった声が圧倒的だ。
 名古屋地区の外から来た乗客も「全国的なニュースになったおかげで、『名古屋は禁煙だったね』と進んで吸うのをやめてくれる」(名鉄交通の谷口寿一取締役)という。
 名古屋タクシー協会は「1日16万人の乗客の中で、協力が得られないケースはごくわずか。禁煙が徹底されないタクシーの割合も全体の5%程度では」としている。大都市圏では初のタクシー全面禁煙として話題を集め、全国各地の業界が追随し始めてもいるだけに「さらに理解を広め、実施率100%に近づけたい」と永山専務理事は意気込む。
 こうした愛煙家の紳士ぶりは、名古屋地区だけではないようだ。ひと足早く昨年4月に全面禁煙となった大分市(800台)でも1年余を経てトラブルはなく、1日から大分県全域(2500台)に全面禁煙が拡大された。


禁煙タクシー 6割「増やして」 道行政評価局が利用者調査 (北海道新聞2007年3月31日記事

 北海道管区行政評価局は、札幌市内のタクシー利用者を対象にした受動喫煙に関する調査結果をまとめた。それによると、利用者の約6割が「禁煙車をもっと導入して」と希望し、半数以上が「禁煙車の乗り場を分けてほしい」と回答した。結果はタクシーを監督する北海道運輸局に通知し、各事業者などと対策を講じるよう促した。
 タクシーに占める禁煙車の割合は北海道ハイヤー協会の調べでは、1.9%にとどまっている。禁煙措置のない一般的なタクシーの場合、前の客や乗務員の吸ったたばこの煙が残っていると、後の客が受動喫煙する可能性がある。
 受動喫煙の防止措置を求める健康増進法が2003年に施行されたが、バスや列車に比べ、タクシーの対策は不十分とみて今回の調査を実施した。タクシーでの受動喫煙について意向調査をするのは国の機関では初めて。
 調査は1月に、札幌市のJR札幌駅前のタクシー乗り場で行い、329人(うち喫煙者は97人)が回答。受動喫煙を不快に思う割合は約7割に達した。
 乗務員や直前の乗客が吸ったタバコの影響を受けない禁煙タクシーについては、63.2%が「もっと導入してほしい」と答え、「運転手が禁煙すればいい」の5.8%、「今のままでいい」の24.3%を上回った。
 タクシー乗り場については、禁煙車乗り場を「別にしてほしい」「できれば別にしてほしい」が計52.6%で、「今のまま分けなくていい」は38.0%だった。
 道内のタクシー事業者にも調査を行い、回答した250社では、168社がこれまで禁煙車の導入や乗務員の禁煙などの措置を講じていなかった。ただ、そのうち113社は今後、何らかの対策を検討するとの考えを示した。


神奈川で全車禁煙検討 神タ協 運賃改定時サービス (東京交通新聞2007年2月12日記事)

 神タ協(大野清一会長)は21日に開く常任理事会・役員会に「タクシー全車禁煙化」の実施を提案する見通しとなった。現在申請中の運賃値上げ実施時の新たなサービスメニューとして検討していく。全国的には大分県、名古屋市に続く動きで今後の動向が注目される。
 禁煙タク増強については、経営委員会(太田宏委員長)が先月26日の会合で、運賃改定時の利用者サービスで東京法人業界が実施を表明している情勢なども踏まえて検討。実施する場合は部分的導入でなく、「全車禁煙が望ましい」との考え方で一致したもようだ。
 神タ協幹部も報告を受け、21日の常任理事会・役員会に提案する運びとなった。同会議さらには各支部に持ち帰って検討していくこととなる。
 神奈川業界でも、禁煙タクシー導入、乗務員の車内禁煙の完全実施に取り組む事業者は法人・個人を問わず増勢。
 一方、全県ハイタク労組連絡会議も本年度に過去2回行われた神タ協への要請で、労働者の受動喫煙による健康被害をなくす立場から「全車禁煙」を求めた。労組代表から要請を受けた格好で協会側も常置委員会で禁煙タク問題を検討していく考えを示していた。
 交通運輸業全体でも、JR東日本が来月18日ダイヤ改正から新幹線・特急列車の全面禁煙化に踏み切る。受動喫煙の影響を排除するには喫煙車両による「分煙」では困難との批判に対応したもので、公共交通期間の車内での「禁煙」が利用者には一層浸透していく情勢となっている。


タクシー全面禁煙 大都市圏で初、名古屋地区8千台 (中日新聞2006年12月31日記事

 名古屋地区(名古屋市とその近郊)で営業するすべてのタクシー約8000台が、来年5月1日から全面禁煙となる。名鉄交通やつばめ自動車など大手タクシー会社を筆頭に、地区の法人、業界団体の大半が一斉実施で合意した。大都市圏でのタクシーの全面禁煙化は初めて。
 名古屋地区の102社・3協同組合が加盟する「名古屋タクシー協会」によると、女性や子どもを中心とした非喫煙者から「車内がたばこくさい」と苦情が多かった。また運転手にとっても狭い車内で「受動喫煙」を強いられるなど健康面で不安が根強かったため、今年夏ごろから禁煙化の検討を開始。
 「中途半端に喫煙タクシーが混在すると、利用者が戸惑ったり不公平感を抱いたりして、運転手もきっぱり喫煙を断れないムードになりかねない」と判断し、全面禁煙の一斉実施を決めた。
 各社や業界団体は今後、同協会内に連絡会議を設け、利用者への周知方法を詰める。
 名古屋地区の禁煙タクシーは現在、5社で計80台。大手タクシー会社の幹部らは「電車や駅、路上での禁煙拡大など社会の流れからも、また多くの人を快適に運ぶ公共交通機関としてのタクシーの使命からも、全車両の禁煙化は必要」と強調。「愛煙家の方にもぜひ、理解願いたい」と話している。
 中部運輸局は「大変な英断で、公共交通機関の健康増進対策としても、望ましい取り組み」と歓迎している。
 タクシーの全面禁煙化は、今年4月に大分市タクシー協会(約800台)など大分県内の一部地域が先鞭(せんべん)をつけ、同県内では現在、運行車両(約2800台)の90%近くまで禁煙化が進んでいるが、東京、大阪を含めた大都市圏では例がない。


名古屋のタクシー全面禁煙化 政令指定都市では初 (産経新聞2006年12月31日記事

 名古屋市や周辺で営業するすべてのタクシー約8000台が、2007年5月にも全面禁煙になることが31日、分かった。タクシー会社や個人事業者が加盟する名古屋タクシー協会が方針を決めた。協会によると、政令指定都市では初の取り組みという。
 協会の森博一会長によると、喫煙したい乗客がいる一方、車内のにおいを嫌って禁煙を求める乗客も多かった。たばこを吸わない運転手の受動喫煙の問題や、公共交通機関などで禁煙が広がっている社会情勢を考慮し、全面禁煙に踏み切ることにした。
 協会は今後、乗客への周知期間を設けるほか、禁煙化を国土交通省・中部運輸局へ申請するなど準備を進める。
 森会長は「英断と評価する声もいただいている。全車の徹底を図りたい」としている。


県内タクシー各社で車内禁煙進む/青森 (東奥日報2006年12月27日記事

 「車内のたばこのにおいが気になる」という利用客の声を受けて、県内で禁煙タクシーが増えている。乗務員が待機中も車内でたばこを吸わない「準禁煙タクシー」を宣言する会社も出てきた。乗務員から「一日のたばこの本数が減った」「たばこをやめた」との声が聞かれるなど、利用客のほか、乗務員の健康にもメリットがあるという。肺がん予防に力を入れている県は「禁煙タクシーを一層周知させ、無煙の環境づくりを広げていきたい」と語っている。
 「茶道や華道を行う着物姿のお客さんから禁煙タクシーの指名があります。好評です」と語るのは、珍田タクシー(青森市)。同社は時代のニーズと利用者の声を受けてこの夏から禁煙車二台(現在四台)を導入。営業面でのマイナスも心配されたが、直接的な影響はないという。県によると、二〇〇六年三月時点で八戸市、むつ市などの八社が禁煙タクシーを導入。三月以降も県内で導入する社が増えている。
 青森市の青森タクシーは十二月から、乗務員の車内喫煙を禁止した。乗客の喫煙は禁止していないが、乗務員は、客がいない待ち時間でも喫煙は禁止。運転手には、携帯灰皿を持たせ、車外で吸ってもらっている。
 五所川原市の津鉄観光タクシーは、通院客らが利用する午前から夕方まで車内禁煙への協力を利用客に呼び掛けている。
 一方で、五、六年前から禁煙車を導入している三八五交通(八戸市)は「(喫煙客が多い)夜の場合は不利」なため、当初の二十台から現在は十二台程度に抑えた。他社でも経営的なマイナスを考えて全車禁煙に踏み切れない状況がある。
※写真=12月から乗務員の車内禁煙を実施した青森タクシー


禁煙タクシー、目標2割 都心の業界、値上げの代わりに (朝日新聞2006年11月25日記事)

 運賃の値上げが審査されることとなった東京都心(23区、武蔵野、三鷹地区)の法人タクシー業界が、値上げが認められた場合に、禁煙車の割合を2割にまで引き上げる計画を検討していることがわかった。値上げに対する「見返りサービス」としての位置付けだが、各社ともドライバーの「禁煙教育」を迫られるかもしれない。
 都内の法人タクシー業界ではこれまでも、値上げのタイミングにあわせて、空気清浄機や点字案内を全車へ設置するなどしてきた。「値上げによる割高感をサービスの向上で抑え、客足をつなぎとめる」(あるタクシー会社)というねらいからだという。
 そこで今回は、禁煙車に着目した。同地区の法人タクシーは328社で約3万2500台。禁煙車を2割以上抱える大手も数社あるが、全体でみると禁煙車は3%程度の約1000台にとどまっている。会社ごとにばらつきがあることから、各社とも禁煙車を2割導入する目標を盛り込む計画を進めている。
 すでに2割以上を禁煙車としている、大手タクシー会社の幹部は「禁煙を希望されるお客様が増えており、時代にあった対応だと思う」と話す。
 各社とも禁煙車に限らず、乗務員の車内喫煙を禁止しているが、食事などの休憩中に外で喫煙すること自体は禁止していない。だが、禁煙車では「におい」が残らないように、ドライバーに完全禁煙を指導している。
 一方、現状では禁煙車の導入率には会社ごとにばらつきがある。すでに2割を達成している会社に比べると、これから比率を引き上げなければならない会社にとっては、非喫煙ドライバーの確保や、喫煙ドライバーへの禁煙指導が急務となりそうだ。



多大な害のタクシー内喫煙 タクシー運転手 西沢信敬 67歳 (産経新聞 2005年11月8日投書欄)

 狭いタクシー車内の空間では、お客が吸ったタバコのにおいはなかなかとれません。窓を全開にして30分以上走行しないと取れません。雨の日やクーラーをかけている真夏には、ほとんど対処できないのが実情です。タクシー車内でタバコを吸うお客は2、3割程度で、7割以上の方は吸いません。
 タクシーの運転手は、排ガスが充満する地上を、1日中、コマネズミのように走り回って生活の糧を得ている過酷な職業ですが、さらにお客のタバコの受動喫煙によって体をむしばまれております。副流煙が喫煙者以上に害があるといわれる「受動喫煙」が世間では問題にされているのに、なぜタクシーにはそれが適用されないのでしょうか。
 タクシーも公共の交通機関のひとつです。わずかの喫煙者によって車内にタバコのにおいを残されることは、タバコを吸われないお客の快適空間を損なうことにもなります。また運転手の健康管理にも多大な害を及ぼします。関係者の方々に対応を求めたいです。


禁煙車こそが真のサービス  タクシー運転手 安井幸一 72歳 (朝日新聞 2005年11月5日投書欄)

 タクシー内での喫煙は、車内での浮遊粉じん濃度が国の基準の12倍に達し、元の状態に戻るまでには1時間前後かかるという(10月24日夕刊)。タクシー運転手歴52年の私には大問題である。
 乗客の喫煙による煙は、非喫煙運転手の目やのどに刺激を与えるばかりでなく、狭心症や動脈硬化も引き起こす。さまざまな急性症状により安全運転を阻害することもある。また、客が乗るまでは運転手も喫煙してよいので、乗り込まれてから消す者も多い。残余煙を吸わされた経験のある乗客も多いだろう。
 タクシー業界は、路上禁煙の動きが広まる中で、タクシー内でタバコを吸いたい乗客のニーズに応える必要があるとして、禁煙タクシー導入には消極的だ。
 最も狭い公共空間での喫煙はサービスなのか。完全禁煙で安全快適なタクシーが、真の利用者利便ではないだろうか。


タクシーの受動喫煙ご注意!1時間は車内に煙充満 (読売新聞 2005年9月15日記事

 タクシーの中は受動喫煙の危険がいっぱい――。窓を閉め切ったタクシーで乗客1人がたばこを吸うと、車内の粉じん濃度が国の環境基準の12倍になり、1時間以上、元に戻らないことが、東大医学系研究科の中田ゆり客員研究員らの調査でわかった。
 札幌市で開かれている日本公衆衛生学会で、きょう15日発表される。
 調査では、タクシーの客席で喫煙し、車内の粉じん濃度を測定した。
 後部座席の窓を5センチ開けて喫煙した場合でも、粉じん濃度は厚生労働省の基準値(1立方メートルあたり0・15ミリ・グラム)の9倍に上り、原状回復に30分以上かかった。喫煙者が2人なら基準値の24倍、3人なら32倍に上昇した。エアコンを使用して3人が喫煙した場合は50倍に達した。
 少し窓を開けていても30分、窓を閉めていれば1時間以上、車内に粉じんが残ることから、中田研究員は「直前の乗客が喫煙者だった場合、受動喫煙になる恐れが強い。子供や妊婦など喫煙の害を受けやすい人も利用するだけに、全面禁煙にする必要があるのではないか」と話している。
 国土交通省などによると、全国のタクシー約27万台のうち、禁煙車は2%の5300台余。


非喫煙顧客をドンドン失っている トラモンド(バス・タクシー業界新聞)記事(2005年6月9日付)
「・・・少しでも顧客を失いたくないと言っているうちに非喫煙顧客、乗務員をドンドン失っていく現実をいったいどうする」


高知県内タクシー「禁煙」へ 全国初、12月までに徹底 (高知新聞 2005年6月2日記事

 県内のタクシー業界が1日以降、順次、車内の禁煙化を進めることになった。県内の業界4団体が一致して申し合わせた措置。法的な強制力はなく、あくまで乗客と乗務員に「禁煙への協力を求める」運動だが、県ハイヤー・タクシー協議会は「都道府県単位で、タクシー業界がそろって禁煙に取り組むのは全国初」と話している。
 禁煙運動に取り組むのは、タクシー会社でつくる「県ハイヤー協会」と「高知市ハイヤー協同組合」、個人タクシーの集まりである「高知個人タクシー協同組合」と「南四国個人タクシー協同組合」の県内全4団体。
 1日以降、まず、高知市ハイヤー協組を除く3団体が禁煙を呼び掛けるステッカーを車内に張ったり、乗客に口頭で禁煙を求めたりする活動を始め、7月からは同協組も参加する。
 一気に禁煙を求めると乗客とのトラブルも懸念されるため、半年間の準備期間を設け、12月をめどにステッカー掲示などの徹底を図る方針。
 同協議会によると、乗客から寄せられる車内のニコチン臭への苦情は全国的に年々増加。東京の業界団体が今年1月にまとめた乗客へのアンケートでも、約6割が乗務員も乗客も一切喫煙できない「禁煙車」を望んだ。
 また、15年5月に健康増進法が施行され、車内に残留する煙を非喫煙者が吸い込む受動喫煙を放置していれば、同法に抵触することも予想されることから、首都圏などでは「禁煙車」を導入したり、乗務員の車内禁煙を徹底する業者が増えているという。
 県内では近年、一部タクシー事業者が運輸局に届け出た上で、喫煙者の乗車を制度的に拒否できる「禁煙車」での運行を開始。今回の業界団体の取り組みは、こうした強制力を伴うものではないため、一部足並みの乱れも懸念されるが、かなりの車両で禁煙化が加速されそうだ。
 協議会の事務局を務める県ハイヤー協会の松戸正専務理事は「トラブルになるような無理強いはしないが、車内の空気をきれいにし、快適に過ごせる空間をつくりたい。ぜひご協力を」と呼び掛けている。
 県内のタクシーは3月末現在で約1830台で、そのほとんどが4団体に加盟している事業者の車両という。
 【写真説明】乗客に禁煙への協力を求めるステッカーを張った個人タクシー(高知市内)


高知市ハイヤー協同組合傘下の事業者の全乗務員に向けて配布したチラシの内容は以下の通り。

7月1日〜「車内禁煙化」推進運動

世界保健機構(WHO)タバコ規制枠組条約を決議、日本も批准。
平成15年健康増進法施行、公共スペースでの受動喫煙防止措置等義務化。
運輸規則49条乗務員の実車中禁煙、空車時も検討中。

タバコの煙よ、さようなら・・・さわやかタクシーこんにちは!

● 乗務員は車内で喫煙しない。
● 車内に禁煙協力車のステッカー貼付。
● 乗客にも禁煙協力を丁寧にお願いする。
● 万一乗客が喫煙した場合、無理にやめさせてトラブルを起こしたりしない。
● 乗客が喫煙した場合、降車後窓を開け風浴し直ちに灰皿を清掃する。

乗務員の皆様の協力事項
◇ 車外喫煙マナーの厳守・・・・携帯灰皿を所持しよう。
◇ 車内灰皿の完全清浄 ・・・・毎日乗車開始時にチェックしよう。
◇ 冷暖房フィルターの点検清掃 ・・・・月に一度は点検しよう。
◇ 車内のタバコ臭等悪臭除去作業 ・・・・水拭きや薬品による清掃、香料等。
◇ 清潔な身だしなみ ・・・・頭髪・手・ニンニク臭 等。

高知県内法人・個人全乗務員参加で強力に推進します。

   サービス倍増・事故半減をめざす

      高知市ハイヤー協同組合



長野県庁に禁煙タクシー専用乗り場 禁煙運動の一環で (信濃毎日新聞 2005年5月31日記事

 県は「世界禁煙デー」の三十一日、禁煙運動の一環として県庁正面玄関前に禁煙タクシー専用の乗り場を設けた。たばこが吸えるタクシーの乗り場と区別し、利用者が選びやすいようにした。
 専用乗り場は、県庁正面玄関に最も近い場所に新設。近くに禁煙タクシー用の待機場(二台分)も設けた。県産材カラマツで作った看板などに二十万円余をかけた。
 業界団体の全国乗用自動車連合会(東京都)は「全国でも専用の乗り場は聞いたことがない」。県タクシー協会によると、県内の禁煙タクシーは個人営業を除き計百二十七台。保有する全車を禁煙にしているタクシー会社もある。
 同日午前の乗り場の開設式には、社会見学で県庁を訪れた伊那東小学校の児童やタクシー運転手らが参加して看板を除幕。田中知事は「多くの人に煙のないタクシーを利用してほしい」とあいさつした。
 【写真説明】県庁正面玄関前に新設された禁煙タクシーの専用乗り場


6割の利用者が「禁煙車」を要望 東旅協アンケート (東京交通新聞 2005年4月25日記事)

 東京乗用旅客自動車協会が今年1月にまとめたタクシーに関するアンケート調査報告書では、利用者の43.7%が「全車禁煙」、16.4%が「一部タクシーの禁煙」を要望、合わせて
6割の利用者が「禁煙車」の導入を求めているという結果が表れた。年齢別にみると、利用の多い中高年齢層で禁煙車導入ニーズが意外と高いのが特徴。職業別では利用が集中する会社員は41.1%が全車禁煙、18.6%が一部禁煙車導入を要望。1999年のアンケート結果と比較すると、全車禁煙は30%台半ばから40%台前半へ。また、一部禁煙も10%台前半からアップし禁煙車ニーズの拡大が見てとれる。


タクシー「煙害」国に責任 運転手ら賠償求め提訴 (共同通信速報 2004年7月22日18:25)

 タクシー車内の禁煙を行政が積極的に指導しなかったため、受動喫煙や悪臭で苦痛を受けたとして、運転手と利用者計26人が22日、国に1360万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。
 訴えたのは、国内で初めて禁煙タクシーの認可を受けた東京の個人タクシー運転手安井幸一さん(70)ら。一人当たり10万−1000万円の賠償を求めている。
 訴状によると、受動喫煙の危険性は密閉された自動車内では特に高いが、国土交通省はタクシー事業者側に禁煙を積極的に指導せず放任。現在も、約99%の車両で喫煙が許されている。
 運輸省(当時)は2000年、禁煙タクシーの導入手続きを緩和。昨年5月施行の健康増進法は、受動喫煙防止に努める場所としてタクシー車内も挙げているが、原告側は「事業者の自主性に任せている限り、タクシーが『走る喫煙室』になるのを後押ししているのと同じ」と主張している。
 原告のうち法人タクシーの運転手2人は近く、勤務先の企業に対する訴訟も起こすという。
 国土交通省自動車交通局は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
参考:「禁煙タクシー訴訟」を支援する会ホームページ 関連記事


全車禁煙 (スポニチアネックスニュース 2004年7月1日

 東京都大田区のタクシー会社「大森交通」(郭成子社長)が、営業用車両35台すべてを禁煙車に変えた。国土交通省などによると、全車両を禁煙にしたタクシー会社は、東京都では初めてという。大森交通は4年前から禁煙車を段階的に増やしてきた。


全国の法人禁煙タクシー2千台突破 全乗連まとめ (東京交通新聞 2003年6月9日(月)1面記事)

 全国の法人事業者の禁煙タクシー車両数が2000台を突破したことが、全国乗用自動車連合会のまとめで分かった。全乗連が2002年度末(3月末)現在で調査した法人タクシーの禁煙車導入状況によると、全国の禁煙タクシー車両数は2075台(福祉車両含む)で、前年調査から29・2%(469台)増と、3割近く増えている。先月から健康増進法が施行、禁煙・分煙化の流れがより一層強まる中、タクシー業界の前向きな取り組み姿勢を反映した結果といえそうだが、全法人タクシー車両数に占める割合としてはまだ1%にも満たない。
 都道府県別で禁煙タクシーが最も多いのは京都で824台。そのほか山形、東京、福岡、宮崎の4地域で100台を超えている。特に福岡は前年調査の10台から110台に大幅に増えている。
一方、禁煙タクシー導入事業者数は全国35都道府県で125社。前年調査に比べ52・4%(43社)増と、事業者数では5割を超える伸び率となっている。


タクシーも受動喫煙防止迫られる トラモンド(バス・タクシー業界新聞)記事(2003年5月15日付)

禁煙率、乗り物格差
(日経新聞2002年12月17日(夕刊) たばこ戦争(6) 禁煙率、乗り物格差(プリズム現代第7集)より抜粋)

  10割の飛行機、7割の列車に対して、「禁煙タクシー」は ― 。
 法人、個人あわせて約25万台あるタクシーのうち、禁煙車は2,438台(今年三月末現在)で1%に満たない。
 2000年の自由化で禁煙タクシーは増え始めてはいるものの、規制緩和による台数増と長引く不況で経営環境は厳しく、喫煙者の客を失う禁煙車の導入に二の足を踏んでいるのが実情だ。
 260台中53台を禁煙車にした奈良近鉄タクシーの中本康満営業部長は「水揚げに差はない」と言い切る。無線配車や駅での客待ちが中心で、たばこを吸わない運転手が4割いるなど条件も整っている。


禁煙タクシーの普及数 (asahi.com2002年8月23日付記事より抜粋)

 業界団体「東京乗用旅客自動車協会」が99年、タクシー利用者に実施したアンケートによると、7割の人がタクシーの禁煙を進めるべきだと考えている。
 法人、個人タクシーの9割以上が加盟する社団法人「全国乗用自動車連合会」(東京)と「全国個人タクシー協会」(同)の調査によると、2002年年3月末現在で、禁煙車は法人タクシー全体の約26万台中1606台(約0.7%)、個人タクシーでは約4万5000台中832台(約1.8%)。両方の平均は約0.9%。


禁煙タクシー 下野新聞コラム平和塔(2000年7月22日付)

 たばこを吸わない人にとって、夏場のタクシーは苦痛の一つだ。冷房を効かせた車内に入ったとたんに、たばこの臭(にお)い。降りるわけにもいかず、「運が悪かった」とあきらめるほかない ▼だが、運輸省がやっと「禁煙タクシー」の認可制を廃止し、事業者は八月から禁煙車を自由に導入できるようになった。禁煙・分煙が進む旅客機や新幹線、バスに比べ、タクシーのたばこ対策は大幅に遅れていただけに歓迎したい ▼認可制の根拠だったのは、運輸省の定めた標準運送約款。ここにない禁煙車などの項目を加えるには、地方運輸局への認可申請が必要だった。それが改正され、官報で告示された新しい標準約款に、禁煙車の項目が明示された ▼県内で禁煙タクシーの認可を受けていたのは宇都宮市の個人一台だけ。関東運輸局管内の一都七県(山梨を含む)でも法人三社、個人二百三十七台にすぎない。禁煙を打ち出して客に敬遠されたり、売り上げが落ちたりで、喫煙可に戻した例もあるらしい ▼県内唯一の禁煙タクシーは屋根やドアに「禁煙車」と表示。一年八カ月間、これといったトラブルもなく「お客さまに協力していただいています」と運転手。乗客十人のうち六人は喫煙者だが、「禁煙じゃ乗らない」と断るのは三百人に一人くらいだ ▼禁煙タクシーが増えるかどうかは不透明だが、お客次第のようだ。二、三十分しか乗らない場合が多いから、たばこを我慢できない時間ではない。みんなが利用する公共交通機関であり、料金も同じなのだから、きれいなタクシーに乗りたい。



喫煙者の乗車拒否もオッケー!? 禁煙タクシーの手続きが簡素化へ (auto-ASCII 2000/6/21記事)

運輸省は、禁煙タクシーに関する手続きを簡素化する。タクシー標準運送約款に禁煙タクシーに関する規定を加え、禁煙タクシーの営業について運送約款の変更手続きを不要にした。8月1日からの実施後は、禁煙タクシーが大幅に増える可能性もありそうだ。

これまで、タクシーの標準運送約款には禁煙タクシーに関する規定が無いため、タクシー事業者が、禁煙タクシーとして営業する場合、運送約款の変更をして、地方運輸局長の認可を受ける必要があった。申請には手間がかかる上に、認可が下りるのも時間がかかり、禁煙タクシーを申請するケースは少なかった。6月20日現在、法人21件、個人380件の禁煙タクシー化申請が提出されている。

運輸省では、タクシー車両の標準運送約款に禁煙車である旨を表示している車両は、運転者が旅客に対して禁煙を求めることができ、旅客がこれに応じない場合には、乗車拒否することができる旨の規定を加える。このため、タクシーに禁煙車と表示すれば、禁煙タクシーとして営業することが可能となる。

タバコを吸わない者にとってはありがたいが、喫煙者にとってはタクシーを選ぶ必要がある。そんな受難の時代がより進んだともいえそうだ。





日本初の禁煙タクシー
1988(昭和63)年02月26日:運輸省、都内の個人タクシー運転者2人に、初めて「禁煙タクシー」許可。
出典:スポーツ文化史料館

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